ベースを抱えて
座椅子に座ってベースを抱えて
少しアドリブで適当に弾きながら考えてみる
地元に戻ってからというもの毎日が退屈な生活
昔のようにベースを弾いた所で聴いてくれる人もいない
退屈しのぎにスラップを本格的に練習中
聴いてくれる人もいないのに?
地元の「昔と違う場所」はすぐわかる
でもわかってしまったらそれが現在だから
今後は当分、その現在を見慣れていくだけになる
音楽も
風景も
昔から知っている物、者、モノ
変化のない時間はただダラダラと流れていくだけ
見慣れた場所が多ければ多いほど変化は感じない
大きい中で小さい物が変化しても気にもならない
ふと気づいた時、周りを見て新しい風景が見える事が
嬉しい事なのか悲しい事なのか
手癖だけで弾くベースのフレーズは
毎回違うように弾いても大きく見れば私の弾くフレーズ
音楽も生活に変化がないと新しい物は生まれないらしい